今日は寒さも和らぎ、日差しが気持ちいい午後の名張市です。お湯の沸いた鉄瓶からのシュ〜〜という音が癒しとなる季節になって参りました。
私がパリに到着して最初の週末の日曜日の午後、商品買付にも行かず(サボっている)、サンラザール駅を横切って(徒歩で)おります(1枚目写真)。パリのサンラザール駅はパリで最も古いターミナル駅で、また印象派で有名な画家モネが描いた被写体としてでも有名です…(が、普通の駅でしょうか!?) ここからの眺めは初めてだったのでシャッターを切って、それから徒歩で約15分、美しい建物が立ち並ぶパリ8区、19世紀の銀行家アンリ・セルヌスキの邸宅だったMUSÉE CERNUSCHIを訪れて来ました。当時彼が東洋から持ち帰った膨大なコレクションを展示している美術館です(フランスの方は日本の美術品を高評価してくれるので嬉しい)。
常設の見学は無料、特別展示は有料10€(パリはこんな感じで無料の美術館が多いです)を支払って、「(彼が)RETOUR D'ASIE(アジアから帰国)」の企画展で、日本、中国、インドなどを旅して蒐集した美術品がたくさん展示されておりました。
当時はまだ評価が低かったものでも、今では国宝級のものが多々!雑誌やメディアでよく見かけたモノが→ライオンに人がしがみ付くブロンズ?像(中国)もあり、お〜ここにあったのか(本物か?)と感激も致しました(6枚目写真)
ユニークな日本の達磨の根付け(他に希少な作家ものもあり)
美しい螺旋階段を上がると常設のセクション、人間国宝の島岡達三などの焼き物も置かれていました。海外で日本の美術品に会うと、いつも不思議と嬉しくなります。